FXは高校生でもできる?未成年のための投資の基本とポイントを解説

公開日:2024/12/15  

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成人年齢を18歳に引き下げる民法の改正案が、2022年4月1日から施行されました。法改正により、18歳になると携帯電話の購入やアパートの契約、クレジットカードの作成、ローンを組むことなどができるようになり、FX取引も可能となりました。今回は未成年のための投資の基本とポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

FXは18歳から投資可能

2022年4月に施行された改正民法により、成人年齢が18歳に引き下げられたことで満18歳に達した人は口座を開設できるようになりました。

そのため、いくつかのFX会社では保護者の同意がなくても本人の意思で口座を開設できます。FX口座を開設するための審査条件は、それほど厳しいものではありません。

自分の判断と責任でFX取引ができることや、FX会社からの連絡にメールや電話で常時連絡ができること、日本国内に居住していること、マネーロンダリングなどの不正に関与しないことなどに同意できれば、口座を開設できます。

しかし、すべてのFX会社で無条件に口座開設が可能なわけではなく、20歳にならなければ口座を開設できないFX会社もあります。

また18歳で口座を開設できても、20歳以上の場合と異なり、本人確認書類として現住所が記載された健康保険証の提出を求められるなど条件付きの場合があるため、口座開設前に確認する必要があります。

高校生が18歳になったらFXを始めるメリット

高校生が18歳になってFXを始めるのには、多くのメリットがあります。

以下でFX取引を始めるメリットを紹介します。

経済知識を獲得できる

まず、若い時期から経済や金融について学ぶ機会を得られる点が大きなメリットです。

FX取引を通じて、世界の経済情報や為替相場の動向に敏感になり、グローバルな視点で経済を捉える力が養われます。この経験は将来、どのような職業に就くにしても非常に有用な知識となるでしょう。

資産運用を学べる

次に、資産運用の基礎を早くから学べる点も重要です。

若いうちから投資の概念や資金管理の重要性を理解することで、将来的な経済的自立への土台を築くことができます。18歳という若さでスタートを切ることは大きなアドバンテージとなるでしょう。

副収入を得る可能性がある

さらに、FX取引を通じて得られる副収入の可能性も魅力的です。

学生生活の中で、アルバイトとは異なる形で収入を得る手段を持つことは、経済的な自由度の向上につながります。ただし、ここで重要なのは、リスク管理の重要性を理解し、責任ある取引を心がけることです。

許容リスク以上の取引をしてしまうと、証拠金が不足して追加証拠金を入金しなければならない可能性があるからです。投資をする際は、リスクを十分に認識し自分の支払える範囲内で取引するようにしましょう。

就職活動に活かせる

FXの経験は、就職活動においても有利に働く可能性があります。

とくに金融関連の業界では、実際の取引経験を持つ候補者は高く評価されるかもしれません。また、ほかの業界でも、若くして資産運用に取り組む姿勢は、積極性や先見性の表れとして評価される可能性があります。

時間管理能力・判断力がつく

加えて、FX取引は24時間行うことができるため、学業や他の活動と両立しやすいというメリットもあります。

空き時間を有効活用して取引を行うことで、時間管理能力も向上させることができます。さらに、FXを通じて培われる分析力や判断力は、将来的にビジネスシーンでも役立つスキルとなります。

市場の動向を読み取り、適切なタイミングで判断を下す能力は、多くの職場で求められる重要なスキルです。しかし、FXには大きなリスクもともなうため、十分な知識と慎重な姿勢が必要不可欠です。

18歳という若さで始めることで、リスク管理の重要性を早期に学び、将来的な資産管理においても慎重かつ戦略的なアプローチを取れるようになる可能性があります。

総じて、18歳でFXを始めることは、経済知識の獲得、資産運用の早期スタート、副収入の可能性、就職活動での優位性、時間管理能力の向上など、多岐にわたるメリットがあります。

ただし、これらのメリットを最大限に活かすためには、FX取引についての十分な学習と慎重な取り組みが不可欠であることを忘れてはなりません。

18歳の高校生がFXを始める際のポイント

18歳の高校生が取引を始める際、注意しなければならないポイントがあります。

少額で取引を行う

FXはレバレッジ(預けた証拠金に対して数倍の取引が可能な仕組み)を活かした取引が可能で、国内FXの場合、証拠金の25倍まで取引することが可能です。

しかし、最初から高いレバレッジで取引すると、相場が予想と逆方向に動いた場合に、大きな損失を出してしまい投資資金の全てを失ってしまうかもしれません。慣れるまでは、できるだけ少ない資金で取引するのが安全です。

レバレッジを調整する

投資をしていきなり最大レバレッジの25倍で取引するのは、かなりハイリスクです。

初心者のうちは、レバレッジを3倍以内に抑えて取引することで、リスクをかなり限定できます。

ドル/円で取引する

世界的に最も取引がある通貨ペアはユーロ/ドルですが、日本で情報を入手しやすいのはドル/円です。

慣れないうちは、判断材料が多いドル/円で取引するとよいでしょう。

まとめ

今回の記事はFXは高校生でもできる?と題して、成人年齢引き下げに伴い、18歳からでもFXができるようになったことや高校生のうちからFXを始めるメリット、FX投資の注意点などについて解説してきました。FXで継続して利益を上げるには、関連する知識についてしっかりと学び、学んだ知識を実践する練習が必須です。高校生のうちからFXを行うことで、経済に関するさまざまな知識を身につけられるでしょう。FX投資に興味がある高校生の方は、ぜひ一度、18歳から口座開設可能なFX会社に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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