FXのやり方とは?口座開設から取引までの流れを解説!

公開日:2023/05/15  最終更新日:2023/04/05

エフエックス
FXは24時間取引が可能であり、少額からでも始められる魅力もあります。しかし、FX未経験の方には「一体何からやればよいか分からない」と悩んでいる方も多いでしょう。そこで、この記事では、FXの始め方としてFXの口座開設から取引の流れまでを解説すると共に、基本的な注文方法についても合わせて解説します。

FXの始め方

FXの取引を行うには口座を新規開設することで始められます。口座は「GMOクリック証券」や「外為ドットコム」など大手FX会社をはじめ、さまざまなFX会社が提供していますが、どの口座を選んでもよいというわけではありません。

その理由は、FX会社ごとに少額投資や短期投資に強い会社や、初心者向きの会社など、各社特徴が異なっているためで、口座開設の前にはFX会社の比較検討を行う必要があります。

会社選びが決まれば口座新規開設の申し込みフォームから申し込みを行い、名前や住所、銀行口座のほか、運転免許証やマイナンバーカードといった本人確認書類を提出します。すると、FX会社からログイン用のID・パスワードが送られてきますので、後はこれを打ち込むことで口座開設は完了し、次に必要な資金となる証拠金を預けることで取引準備は完了です。

以上の流れを簡単に分けると「1.FX会社選び→2.申し込み→3.本人確認書類の提出→4.ID・パスワードが郵送される→5.証拠金を預ける」という流れになります。なお口座開設に関しては国内のFX会社であれば無料で新規開設できる上、年間費もないため放置していても問題ありません。

また証拠金もFX会社によっては、数千円から取引できる会社もあります。さらに取引先のFX会社が倒産した場合にも、預けた資金はすべて手元に戻る仕組みとなっているため安心です。

FXの基本的なやり方

FXでは為替レートをチェックしつつ、その後のレートが上がるか、下がるかを予想しながら取引を行います。主な取引は「買い注文」と「売り注文」の2つであり、買い注文とは文字通りドルやユーロといった外貨を購入し、購入時よりもレートが上がった際に決済する方法に対し、売り注文とは外貨を売却した後、再び購入することで利益につなげる方法を指します。

ここでFX未経験者のほとんどの方は「なぜ保有していない外貨を売れるのか?」と疑問に思うのではないでしょうか?実はFX取引では現物の受け渡しではなく、取引による損益のみが口座に反映される仕組みとなっています。つまりFXはチャートが上がっても下がっても利益が得られる魅力もあるわけです。

なお外貨を購入・売却し保有することをポジション(建玉)といい、ポジションを建てるための注文は新規注文、決済を完了するための注文は決済注文と呼ばれています。ほかにもFXには「レバレッジ」という仕組みや、金利差を生かして利益を得る「スワップポイント」というFXならではの手法もあります。

それぞれ解説すると、レバレッジとは証拠金以上の取引ができる仕組みのことで、たとえば証拠金が10万円の場合、通常は10万円以上の取引は行えませんが、レバレッジを用いれば10万円以上の取引ができるようになります。

FXでは「レバレッジをかける」といわれており、たとえば証拠金10万円で50万円の取引を行う場合はレバレッジ5倍、100万円の取引を行う場合はレバレッジ10倍をかける、といった具合に使用されます。

ちなみに国内では最大25倍のレバレッジをかけることが可能であり、少ない資金で大きなリターンを得られる反面、損失額も大きくなるなどのデメリットもあります。次にスワップポイントとは異なる国の金利差のことであり、たとえば低金利である日本円で高金利のアメリカドルを購入すれば金利差としてスワップポイントが付与されます。

また、スワップポイントは保有している限り、原則毎日もらえる仕組みのため、高金利の外貨を保有している限り毎日収益を得られるメリットもあります。

ただし、金利がマイナスに転じれば逆に金利差を支払わなくてはならないほか、ため替レートも常に一定というわけでもないので、利用は慎重に行う必要があります。

FXの注文方法

FXにはさまざまな注文方法がありますが、ここでは基本となる3つの注文方法について解説します。

1つ目は成行注文という、現在のレートで取引する方法です。成行注文はFXを始めたばかりの初心者の方におすすめであり、相場をリアルタイムで読みながら取引したい時にも向いていますが、注文時と約定時とのレートに差が出る時もあるなど、取引を思い通りに進められないデメリットも抱えています。

2つ目は指値注文という方法です。これはレートが有利になった際に取引を成立させる方法であり、たとえば現在1ドル100円のレートだと仮定し、そのレートが高額になりそうな場合であれば「1ドル105円の売り指値注文を出す」、またはレートが下がりそうな場合は「1ドル98円で買い指値注文を出す」といった具合に使われます。

このように指値取引は自分の好きなレートで売買できるため、取引を希望通りに進めやすいメリットがありますが、一方で指定通りのレートに到達しなければ取引が成立しないというデメリットもあるのです。

3つ目は逆指値注文という方法です。この方法も指定したレートで取引するという点は指値注文と共通していますが、指定注文はドルが高くなった際に売却、ドルが安くなった際は購入だったのに対し、逆指定取引はドルが高くなった際に購入、ドルが安くなった際に売却と、自分に不利なレートで売買を成立させるという違いがあります。

なぜわざわざこのような取引をするのかというと、もっとも大きな理由は損切にあります。たとえば1ドル100円のレートで購入したと仮定し、レートが上昇していけばよいのですが、レートは下がり続ける場合もあるでしょう。

すると損失額はレートが下がるほど増えていくため、一定の額まで下がった場合に備えて自動で売買を成立させる機能があれば損失が少しでも抑えられます。つまり逆指定注文は投資の損失を抑えるために使われる注文方法なのです。

まとめ

FXのやり方を簡単にまとめると「口座を新規開設する→証拠金を預ける→取引開始」という流れです。口座はさまざまなFX会社が提供していますが、会社ごとに通貨ペアやレバレッジの範囲、ツールの使いやすさなど特徴が異なります。

また何より気を付けたいのはスプレッドという手数料もかかっていることであり、スプレッドはFX会社ごとに異なるため、知らずに口座を開設すると後で思わぬ損失につながる恐れもあります。そのため口座開設の前には各FX会社の特徴を比較し、自分のトレードと合致している会社を選ぶようにしましょう。

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