レバレッジとはどういうもの?初心者のために分かりやすく解説!

公開日:2023/02/01  最終更新日:2023/01/23

皆さんの中で、FX用語のひとつでもあるレバレッジという単語を耳にしたことがある方は、多いのではないでしょうか。しかし、よくレバレッジに関して分からないと感じている方も多いでしょう。そこで今回こちらの記事にて、レバレッジとはどういったものかについて見ていきましょう。

レバレッジとは

レバレッジという単語を直訳すると、てこの作用という意味になります。これはつまり、てこの原理ということになります。てこの原理とは小さな力で大きなものを動かすことができる力です。レバレッジもこの、てこの原理と一緒の考えになります。

たとえば10万円の資本金があると仮定し、10倍のレバレッジを使用すると仮定します。そうすると10万円の10倍は100万円となります。つまり資本金は、10万円であってもレバレッジを10倍にすれば、100万円分の取引を行うことができます。この流れはまさに小さな資金であっても大きな資金を動かすことができる、てこの原理と一緒の考え方になります。

このレバレッジですが、国内FXの最大レバレッジは、最大25倍までとなっています。仮に10万円の保証金で最大の25倍のレバレッジをかけて取引を行う際は、250万円分の取引を行うことができます。

このことから、自分の資本以外の他人の資本を利用することで、最大限の利益をもたらすこともできる一方、大きな損失のリスクも背負っているというのが、FXのレバレッジの仕組みになります。

FXにおけるレバレッジのメリット

上記では、FXのレバレッジについて見てきましたが、ここからは、FXにおけるレバレッジのメリットについて見ていきましょう。メリットは大きく分けて下記のようなものがあります。

レバレッジは、資金の効率が高い点、取引回数が少なくとも大きな利益をもたらす点、資本金が少額であっても大きな資金を運用できる点が挙げられます。これらのメリットに関して下記にて詳細を見ていきましょう。

レバレッジは、資金の効率が高い

レバレッジをうまく活用することで、自己資金より大きな倍率で取引を行うことが可能となるため、効率よく資金を増やすことができます。

たとえば、10万円の資本金でFXを始める際に、レバレッジをかけずに進めてしまうと利益が出たとしても微々たる利益しかもたらしません。しかし、レバレッジを国内最大の25倍をかけて進め、うまく利益が出た際は、最大25倍という大きな利益をもたらすことができるメリットがあります。

取引回数が少なくとも大きな利益をもたらす

短期取引を行うことができる手法である、スキャルピングトレードやデイトレードにおいては、レバレッジをうまく活用することにおいて、取引回数がすくなくともレバレッジの活用で大きな利益を得ることができます。

資本金が少額であっても大きな資金を運用できる

本来は自己の資本金を元手に利益を増やし、どんどん自身の資本金を増やしていく形でFXを進めていくため、どうしても最初は資本金が少ないため、そもそも利益をもたらすことが難しいのではないかと、考える方も多いでしょう。

しかし、FXではレバレッジのおかげで、少額資金でも大きな資金を運用でき、さらにうまくいけば、大きな利益につなげることも可能です。通常、100万円の取引を行いたいと考えた際、手元に100万円の用意が必要ではありますが、FXのレバレッジを活用することで、4万円手元にあれば、100万円分の取引が可能です(国内最大レバレッジ25倍と仮定した場合)。

FXにおけるレバレッジのリスク

ここからは、FXにおけるレバレッジのリスクについて見ていきましょう。リスクは大きく分けて下記のようなものがあります。膨大な損失を生んでしまう可能性がある点や、ロスカットになる確率が高くなる点が挙げられます。これらのリスクに関して下記にて詳細を見ていきましょう。

膨大な損失を生んでしまう可能性がある

FXでは、レバレッジの活用でより大きな利益をもたらすことができる一方で、予想に反した相場の変動によって、大きな損害を生んでしまうリスクもあります。このことからレバレッジには、一長一短の特徴があるといえます。

ロスカットになる確率が高くなる

レバレッジ率を高くすると、その分損失が大きくなってしまうリスクを抱えています。そのため、損失がこれ以上拡大しないようにするためにも、ロスカットになるリスクが高まります。このことからレバレッジを上げるという判断をする際、どのくらいの損失を出してしまうとロスカットになってしまうのかあらかじめ把握しておく必要があります。

レバレッジをかけた取引のポイント

最後にここでは、レバレッジをかけた際の取引のポイントについて見ていきましょう。

FXには、さらなる損害の拡大を防ぐ目的とした、ロスカットという仕組みがあります。ロスカットの仕組みによって強制的に決済されてしまうため、ロスカット対策として保証金に余裕を持ち取引をするのがポイントなります。

さらに高いレバレッジでの取引は大きな利益をもたらす一方で、大きな損害につながるリスクもあわせ持っています。このことから、高いレバレッジでの取引はリスクも高くなるため、注意が必要です。

まとめ

今回は、レバレッジとはどういうものなのか、初心者のために分かりやすく解説について見てきました。FXにおけるレバレッジは自身が保有している資金よりも、より大きな資金を動かすことができる仕組みにとなっているため、その分利益が出た際は、大きな利益を得ることができます。

しかし、その反面大損害につながるリスクもあります。このことから、レバレッジを利用する際は注意して利用する必要があります。今回の記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

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